片岡球子特集-オリジナル版画を中心に-(常設展)

会期
2022年6月10日(金) 〜 2022年6月28日(火)

※日曜・祝日はお休みとなります。

会場
本社ギャラリー 2階

片岡球子が初めて版画を制作したのが1964年、59歳の時になります。

自分の作品であるからには自分で描く。この当たり前を貫いていく。石版石に直接筆を振るう。この当たり前のことを片岡球子は崩さない。下書きもなくいきなり大画面に絵を決めていく。その方法は、版画でも異ならない。画面上にどんな色をつくるか、どのように摺るか、どんなマチエールを生み出すか、摺師と共同で作り上げる。

常設展示の本展は、初期の貴重な富士作品から晩年の壮大な赤富士、没後の複製版画まで幅広く展示いたします。

 

オリジナル版画の制作風景

画家自ら石版石に描いている。

 

「雄々しき富士」1972年 リトグラフ

版画で「富士」を初めて制作した5作品の内の1枚

 

「めでたき富士」2010年 木版画

没後の複製版画。原画は2016年公開の「シン・ゴジラ」の首相官邸での緊急会議シーンでも飾られていた作品。

 

片岡球子 作品一覧